当店で取り扱いのプラチナは「Pt900」を使用しています。

Ptの「900」は純度を示したもので、リング、ネックレス、ピアスなどにとても小さく刻印されているものですが、他にもPt850やPt950などがあります。

純度を表す単位として、純銀を1000として合金に含まれる銀の割合を3桁の数字で表すため、プラチナの含有率に応じて、Pt900（1,000/900）、PT850（1,000/850）となります。

純度が高いほうが良さそうと感じるかもしれませんが、プラチナはとてもやわらかい金属のため、純プラチナ（Pt999）にしてしまうとアクセサリー等、実際に使用するのに向いていません。 そのため、硬い金属と混ぜることで硬度を出し、扱いやすい割合にしているのです。残りの部分の合金にはパラジウムを混ぜて程よい硬さにしています。

プラチナはとても比重が重い金属なので、細いアクセサリーでもチープな雰囲気にならず、結婚指輪や婚約指輪に向いていて選ばれることが多いのです。

ただK18などに比べると柔らかい金属なので、取り扱いに少しだけ注意が必要なのかもしれません。和名は白金、変色しにくく金に比べると価格も抑えられるのでジュエリー選びに重宝される貴金属です。