
ルビー
和名 紅玉(こうぎょく)
情熱的な赤い輝きが魅力的のルビーは、ラテン語の赤色を意味する「ルベウス」が名前の由来とされています。その昔、赤い宝石は全てルビーと言われており、富と権力の象徴として王様の王冠などに多く施されていました。
ルビーはサファイヤと同じ「コランダム」という鉱物ですが、1%程度の微量の酸化クロムが含まれることによって、赤色に発色します。この酸化クロムの量がとても重要で判断が難しかったこともあり、古代の人たちがルビーとしていた赤い宝石の中には、実はスピネルやガーネットだったものもあります。
現在ではアフガニスタンやミャンマーなどのわずかな鉱山からしか採掘されておらず、ダイヤモンドより希少な宝石とされています。
硬度はダイヤモンドの次に硬く丈夫なので、ジュエリーとして加工しやすくさまざまな形にカットされ活用されています。
ルビーは7月の誕生石として有名ですが、ダイヤモンド・エメラルド・サファイアに並ぶ世界四大宝石の1つです。どんなコーディネートやシーンでも深い紅色で魅力的な存在感を放ちます。