
ペリドット
和名 橄欖石(かんらんせき)
ペリドットの語源は、アラビア語の「遠い地平線に輝く宝石」を意味する「faridat」に由来します。
ペリドットは鮮やかな黄緑色が特徴で、古代エジプトでは「太陽の宝石」として親しまれました。一方で、夜でも色を失うことなく輝きを放つことから「イブニング・エメラルド」の別名でも呼ばれます。この鉱物はオリビンとしても知られ、マグネシウムと鉄を含むケイ酸塩鉱物です。
他の宝石に比べると硬度が低く、結晶化の過程で空気やインクルージョンにより亀裂が入ったりするため、1㎝に満たなくとも近いものは大粒と称されます。
大体の宝石は、石の中には含まれていない外部からの元素や光の反射によって色を変えますが、ペリドットは外部元素に依存しない生まれ持った色になります。自色を発機する宝石はあまり存在しないのでとても珍しい特性です。
8月の誕生石として多くの方々に知られ、柔らかいグリーンの色味からも身につけることでリラックスできる宝石です。