
クリソコラ
和名 珪孔雀 (けいくじゃくせき)
クリソコラはマラカイト・アズライト・コッパーなどの集合鉱物(岩石)です。1つの石の中で様々な色彩が混ざり合うとても魅力的な宝石です。
単独で結晶することがほとんどないため、混ざる鉱石により色味が変化します。
グリーンやブルーが混ざり合いブラウンなども含まれる場合があります。その見た目からまるで地球のような石とも言われていて、家族円満などの優しい意味合いが込められています。
よく似た鉱石でマラカイト(孔雀石)があり、和名が似ているのはマラカイトに珪素が加わったような組成でできているからです。
マラカイトと同様に硬度が低いため、ジュエリーとしては特殊な樹脂で加工して強度を高めて加工されます。
産地はペルー、オーストラリア、アメリカ、メキシコなどなど世界各地で産出され、銅鉱脈付近で多く採掘されます。
歴史は古く、古代イスラエルの第3代王【ソロモン】が愛した石というお話はとても有名で、イスラエル産の美しいクリソコラは別名を【キングソロモンストーン】とも呼ばれています。