
ローズクォーツ
和名 紅水晶(べにすいしょう)ばら石英(ばらせきえい)
ローズクォーツは水晶の変種で、和名の通りピンク色をした水晶のことです。
塊で採れることが多いので、古くから彫刻の素材として用いられました。
現代では愛を象徴する天然石として広く知られ女性から絶大な人気を誇ります。地域によっては【アフロディーテ(ヴィーナス)の石】と女神の名で呼ばれることもあります。
ピンク色を表現しているのは、水晶の中に不純物として混入しているチタンに起因しています。
また、ほとんどのローズクォーツは微細な結晶を含むため、石全体の透明度は低く濁ったものが流通していて、カボション・カット(丸い山のような形で石そのものの光沢を生かす宝石のカット方法)されていたり、球状のビーズに加工され装飾品などに利用されています。
ごく稀に、マダガスカル産最高級ローズクォーツの中に透き通るほど透明度の高いものが存在し、ディープローズクォーツと呼ばれています。