
トルマリン
和名 電気石(でんきせき)
トルマリンは1つの石についた名称ではなく、鉱物を総称したグループ名になります。
インド・ヨーロッパ族語であるシンハラ語で「たくさんのものを持っている」という意味のトゥルマリが由来と言われています。
様々な元素が入り込む事によってカラーが変わり、「ない色はない」と言われるほど様々な色があり、色によって名称が異なるものも存在します。
また和名の通り、熱を加えたり強く擦ると電気を帯る面白い特性をもち、18世紀ごろから電気を帯びる石として知られていました。
世界各地で様々なカラーで採掘されたため、その色の豊富さから他の宝石混同されることも多かったようですが、クンツァイトを発見したティファニーの宝石顧問であるクンツ博士によって鉱物学が発展したことにより、トルマリンが正しく認識されるようになりました。
現代では10月の誕生石としてオパールと共に選ばれました。中でもピンクトルマリンは愛を象徴すると言われていて、ジュエリーやプレゼントとしてとても人気です。