
オパール
和名 蛋白石(たんぱくせき)
オパールの名前は、「色の変化を見る」という意味のギリシャ語「オパリオス」に由来するラテン語の「オパルス」からきています。
オパールは鉱物の特徴である結晶構造を持たない非晶質ですが、例外的に鉱物と認められています。
原産地はメキシコやペルー、ブラジルなどの中南米、エチオピア、オーストラリアなどが有名です。
10月の誕生石として有名で、一般的にオパールといえば見る角度によって虹色に輝く宝石を思い浮かべる方は多いと思います。このオパールにしか存在しない光り方を「遊色効果」または【プレイ・オブ・カラー】と言います。さらにこの遊色効果が見られるオパールを【プレシャスオパール】と言います。中でも世界中で一番人気が高いのはブラックオパールです。
オパールの歴史は古代ローマやギリシャ時代に遡ります。その神秘的な見た目から、古来では予知能力を実体化したものだと考えられていたり、「神の石」と呼ばれ神聖なものとされていました。
ひとつの石の中で、キラキラと虹色が揺れるのはとても面白く、魅力的な宝石です。