17 Oct 2025

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体験工房
公開日:2025.10.15 | 最終更新日:2025.10.15
こんにちは!マリーヤン大分店 店長 龍之介です🐉
10月中旬になりましたが、日中は気温が高く
半袖か長袖の判断に苦しむ日々です。(きっと皆さんもそうですよね?)
Contents
さて、今回は体験製作でお選びいただけるデザインの内の一種類
ツチ目デザインのご紹介をしていきます。
加えて、他デザインも今後別のブログ記事にまとめていきますので、
体験製作にご興味をお持ちの方のご参考になればと思います😋
まず、ツチ目とは何かというお話です。
ツチ目模様とは、金属の表面を金槌で叩いて作る凹凸のある模様のことです。
このように一つひとつの模様を手作業で叩き入れるため、同じ模様は二つとない
オリジナルデザインに仕上がることが特徴です。
また、表面が光を乱反射するため上品で温かみのある輝きになり、
経年変化も味わい深くなるデザインです。
ツチ目模様は、人類が金属を加工し始めた青銅器時代(紀元前3000年前)には
すでに存在していたと言われています。
当時の職人たちが熱した金属を金槌で叩き、叩いた後が模様として美しいことから
意図的に残す技法が生まれました。
現在では、伝統工芸やジュエリーではもちろん、カトラリー(スプーンなど)や
金属製のコップ、器など幅広い分野で用いられる伝統的なデザインとなっております。
シンプルながら個性があり、多くのスタイルにマッチするツチ目デザインは
アクセサリーでも万人におすすめのデザインです。
まずは、材料を金槌で叩いて平たく延ばしていきます。
そしてリングの号数に対して必要な長さに合わせたら、芯金棒に向かって曲げていきます。
また、つなぎ目にできてしまった隙間を無くすために、糸鋸を通す「擦り合わせ」
という作業を行います。
その後、擦り合わせが終わったら溶接(ロウ付け)を行います。
ロウ付けにはSV925(約920℃)よりも融点の低い銀ロウ(約720℃)を用います。
次に、ロウ付けしたリングを真円にするため、芯金棒に入れて叩いていきます。
ちなみに、ここでは目標の号数よりも約2号小さく製作します。
次に、ツチ目模様を入れるための磨き作業を行います。
ここではリューターを使用して、表面を綺麗に仕上げていきます。
いよいよ模様入れです。
芯金棒にリングを入れて、ヤボウズという丸い金槌で叩いていきます。
このように金属製の硬い金槌で叩くことでツチ目の凹凸は打ち込まれていきます。
また、約2号分小さく製作したリングを叩くことで、素材を伸ばして号数を合わせていきます。
側面を紙ヤスリで削って平らに整えたら、リング内側もリューターで削って綺麗にします。
最後に、ピカールを用いて研磨作業を行います。
ツチ目リングの完成です!!
このように、デザインを手作業で叩き入れることで、上品な輝きを放つ
世界に一つだけの模様が出来上がります。
今回は、体験製作でお選びいただけるツチ目デザインのご紹介でした。
ちなみに自分用でも、ペアリングでも一番人気のツチ目デザイン。
ぜひ手作りのオリジナルリング製作してみませんか??🤗
スタッフ一同、元気いっぱいお待ちしております💪
【アクセサリー体験工房 MALLIEYAN (マリーヤン) 】
電話◇0975748449
Instagram◇@MALLIEYAN
営業時間◇08:30〜18:00
定休日◇不定休(基本的にお正月以外はOPENしています)
予約について◇ご覧いただいてるブログのHPやお電話、InstagramのDMからでも体験の予約ができます。https://mallieyan.com/contact/
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